これまで身内や知り合いの葬儀に何度も参列しました。いつの時でも辛く悲しい気持ちになりますが、父親の葬儀の際は全てにおいて余裕がありませんでした。色々な手配や手続きや準備、決めなければならない事も沢山あったので、とにかく忙しかった事を覚えています。今はセレモニーホールも沢山出来、家族に代わって色々と準備をしてもらえるので随分楽になっているはずです。葬式を自宅で出す事がなくなっている時代だし、それを受けて葬儀屋が全てを取り仕切ってくれています。宗派や宗教によってやり方は色々あるけれど、家族がゆっくりお別れをする事が出来るということは共通です。自分の最後を考える時、避けては通ることが出来ないことなのでしっかり準備をし、家族が大変にならないようにしたいです。物事は何でも、始める時より終わりにする時の方が何倍も大変だから、出来る事は自分でして置きたいです。

敷地内別宅の伯父さんのお葬式

32年間敷地内別宅で生活していた伯父さんが、昨年亡くなりました。記憶のない頃からリビングの窓から見える小さい平屋に住んでいました。伯父さんには後天的障害があり、成人してからはその別宅へ1人で住み働いていました。あまり表に出ず物静かで話す事が難しかったけど、いつも笑顔で優しい人でした。訃報が飛び込んできてからあっという間にお葬式の準備でバタバタした。知人も少なく家族のみでのお葬式となりました。とても静かなお葬式でした。職場から障害の事で理不尽な事があったと聞いたことがあり、苦しい世の中だったろう、苦労した人生だったろう、そう思うと涙が溢れました。あちらではどうか幸せになって欲しいと願いました。生きている意味、亡くなっていく命、現代社会の現実、色んな事を考える機会を与えてくれた伯父さんに感謝しながら、今日も生きています。

自分で準備した葬式で終わりたい

いつか自分も葬式を出してもらうことになるので、今から出来る準備をしておきたいと色々調べています。パンフレットを取り寄せたり、式場を見に行ったりして、掛かる費用や内容を比べたりしています。祭壇の大きさや収容人数、供え物によって金額は全然違ってきます。通夜の会場を葬儀会場と別にすると、祭壇が二つになるのでそこでも変わってきます。細かい事だと火葬までの日数で使うドライアイスの量も変わります。通夜振舞いや精進落しも内容によって金額が違います。人生最後の舞台を自分で整えて、残された者も納得してくれるような葬式を出せたら最高です。言われるままに準備を進め、よく分からないうちに葬儀を済ませ、気付いたら請求金額が想像以上で悲しい気持ちがどこかへ行ったという友人もいました。そういう気持ちになりたくないしさせたくないと強く感じています。